2015- 愛知県名古屋市
名古屋市交通局のサインマニュアルは2015年度から2018年度までの4ヵ年にわたって順次
1.旅客サインのあり方検討 → 2.旅客サインマニュアル改定 → 3.新マニュアルによる栄駅サイン設計 → 4.マニュアル見直し業務とPDCA
の手順を経て策定されたもので地下鉄とバスについて定めてある。
初年度のあり方検討の結果、以下を3つの基本姿勢とした
基本1 誰もがわかりやすく、親切に
利用に不慣れな方や外来の方(外国人・観光客)、移動困難者(高齢者・障害者)が迷わないシステムを目指す。
基本2 潜在利用者の取り込み
普段、自家用車利用者や外出しない方に、市バス・地下鉄の利便性をアピールする。
基本3 美観性の向上
当地は首都圏と比較して大きく異なる特徴がある。
1. 名古屋圏内の近距離鉄道・バス網は市営が大きく占めており、その鉄道とバスが一つのマニュアルで整備されることは、移動のわかりやすさや景観形成に大きく寄与できること。
そのため徹底的に実地調査を行い課題の洗い出しを行った。
2. 名古屋駅、栄駅、金山駅の3駅で、全乗車人員の25%を占めていて、圧倒的に集中していること。(東京メトロの場合、11駅で25%となり分散している。)。そこでマニュアルは3駅以外で実施しやすいことも考慮した。
バリアフリー案内サインの新しい試みとして、改札階のエレベーター同士をリーディングラインで繋いだ。❶
地下鉄東山線と名城線が交差し、さらに地下街や地上のバスターミナルとも繋がる栄駅で実装できたことは、エレベーターののりつぎがわかりやすく容易になり、利便性の向上につながったと思う。
2018年、サインが完成した栄駅で弱視者や移動困難者および外国人グループらの協力を得て、マニュアルのサイン性能検証をおこない、必要な部分を改定した。❷
改定と並行して伏見駅と金山駅のサインリニューアル設計を行った。
サインマニュアルの更新は2019年以降も行っている。










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